南米でデング熱が大流行 WHOが警告

【サンパウロ綾村悟】世界保健機関(WHO)の汎米保健機構(PAHO)は28日、米州でデング熱への感染が急速に拡大しており、過去最悪の流行となる可能性が高いと警告した。

PAHOのバルボサ事務局長は、1~3月に米州で発生した感染例が、昨年同期比で3倍の350万人に達していると説明、特にブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3カ国での感染例が多いと指摘している。米州全体での死者も1000人超となっている。

特に、ブラジルでは、先週までに200万人以上の感染者が確認されており、サンパウロ州など各地で非常事態宣言が出されている。

一方、日本の武田薬品工業が開発したデング熱ワクチンがブラジルでライセンス生産されており、昨年末から重症化しやすい子供を中心に接種プログラムが進んでいる。

デング熱は、温暖化などの影響もあって世界的規模で感染が急速に拡大している感染症の一つ。近年は日本でも感染者が確認されており、WHOはパンデミック(世界的大流行)が起きる可能性もあるとして警戒している。

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