メキシコ市で1年半ぶりに闘牛再開 動物愛護団体が廃止主張

【サンパウロ綾村悟】メキシコの首都メキシコ市で28日、約1年半ぶりに闘牛が再開された。会場となったのは、市内にある世界最大の闘牛場「プラザ・デ・トロス(収容人数約4万人)」。

メキシコでは、動物愛護などの観点からすでに多くの自治体で闘牛が法律で禁止されており、メキシコ市でも2022年6月に裁判所が無期限の闘牛停止を命じていた。こうした中、最高裁が先月、メキシコ市での闘牛停止命令を無効と判断し、今回の再開につながった。最高裁は、メキシコ市での闘牛の是非に関して来月中にも判断を下すものとみられている。

動物愛護団体は、闘牛の即時停止を求めており、28日は闘牛会場の近くで抗議活動を行った。

一方、ロペスオブラドール大統領は、メキシコ市での闘牛再開の是非に関して、住民投票の実施を提案している。闘牛が行われている国は多いが、近年は動物愛護団体が中心となって廃止を求める声も多く、闘牛を「伝統文化」「歴史遺産」などと主張する存続派と対立している。

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