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子供に対する犯罪の罰則を強化へ ブラジル

【サンパウロ綾村悟】ブラジル議会が、子供(18歳以下の未成年)に対する各種犯罪の罰則強化に向けて刑法などの法改正を進めている。政府系ブラジル通信が16日付で報じた。法改正では、未成年に対する誘拐、監禁、人身売買などの全ての犯罪が「凶悪犯罪」としての処罰対象となる他、14歳以下の子供を殺害した場合には、刑期を含む罰則内容が大幅に引き上げられる。

また、子供に対する犯罪の防止策として、学校や保育園など、子供がいる環境の仕事に就く従業員(教師含む)全てに対して、犯罪歴の確認が義務化される。

今回の法改正は、ソーシャルメディア(SNS)の利用にも踏み込む。SNSで18歳以下の未成年に対して誹謗(ひぼう)中傷などを行い、被害者が自殺や自傷に至った場合、加害者は5年以下の懲役に処される。

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