トップ国際中南米身代金目的の誘拐、左翼ゲリラが停止 コロンビア

身代金目的の誘拐、左翼ゲリラが停止 コロンビア

【サンパウロ綾村悟】南米コロンビアの左翼武装ゲリラ「EMC―FARC(以下EMC)」が13日、身代金目的の誘拐を一時的に停止すると発表し

EMCは、2016年にコロンビア政府と和平合意に達して武装放棄した左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」の残党組織。武装構成員は約3千人。今年9月には、政府との一時停戦に合意し、10月からは和平交渉も再開していた。

コロンビアには、数多くの左翼ゲリラや民兵組織が存在するが、その多くが麻薬取引や身代金目的の誘拐を資金源としている。人権団体などによると、誘拐事件は今年に入ってから急増している。昨年8月に就任したペトロ大統領は、左翼ゲリラ出身。「完全なる和平」を目指して左翼ゲリラや民兵組織と交渉を進めているが、資金源となる麻薬取引や誘拐への対応が大きな課題となっている。

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