【サンパウロ綾村悟】ブラジルの世論調査会社ダッタ・フォーリャ社は７日、ルラ大統領に関する最新の支持率を公開、12月の支持率は38％で前回９月と変わらなかった。不支持率は前回比でマイナス１ポイントの30％だった。
調査は、ブラジル全土の１３５都市で無作為の２００５人を対象に行われた。支持率が最も高かった地域は、ルラ大統領の支持基盤の一つでもあるブラジル東北部。一方、不支持率が高かったのは、ブラジル南部と富裕層、キリスト教福音派の有権者だった。
ブラジル経済は11期連続の成長を見せており、現在はインフレも抑制されている。雇用も上向きで本来であれば支持率上昇につながるはずだが、世論調査では57％が「期待に応えられるだけの仕事を行っているとは思えない」と回答している。
