アルゼンチン右派ミレイ候補が首位22日に大統領選挙  

【サンパウロ綾村悟】南米アルゼンチンで22日、現職フェルナンデス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。選挙は主要3候補による激戦となっており、最新の世論調査では、「アルゼンチンのトランプ」とも呼ばれる右派ハビエル・ミレイ下院議員が優勢に立っている。

世論調査会社オピナ・アルゼンチナが12日に発表した大統領選挙の世論調査によると、ミレイ候補が支持率35%で首位、2位に支持率30%で正義党(ペロン党)の左派マッサ経済相が続いている。野党連合の中道右派ブルリッチ元治安相は支持率25%で3位だ。

第1回投票で当選を決めるためには、有効票の45%以上を獲得する必要があり、11月に行われる決選投票入りが濃厚。各種世論調査では、決選投票入りした場合にもミレイ氏が優勢との数字が出ている。 アルゼンチンは、記録的な干ばつで主要輸出産業の農業が打撃を受け、深刻な経済危機に直面している。歴史的な通貨安と130%を超えるインフレが市民の生活を直撃しており、スーパーマーケットなどが次々と集団略奪に遭う被害が相次ぐほど。

こうした中、リバタリアン(自由史上主義)の経済学者でもあるミレイ候補は、「これまでの顔触れではアルゼンチンは変わらない」と既存政党を批判、中央銀行の廃止や経済のドル化、省庁削減などを訴えている。

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