【サンパウロ綾村悟】ブラジル最高裁は14日、今年1月にボルソナロ前大統領の支持者ら約4000人が首都ブラジリアの国会議事堂や最高裁判所などを襲撃した事件で初の裁判を開き、容疑者の男性3人にクーデターや歴史建造物破壊などの罪で禁錮14~17年の実刑判決を下した。
アエシオ・ルシオ・コスタ被告(51)は裁判で、「平和的なデモに参加しただけだ」と容疑を否認。弁護士も「被告人は武装しておらず、裁判は(ルラ政権によって)政治的に利用されている」と批判した。判決を下した最高裁判事のうち2人は「容疑者の行為はクーデターには相当しない」として罪の適用には賛成しなかった。襲撃事件では、ボルソナロ氏の支持者らが「(昨年10月の)大統領選挙で不正行為が行われた」などと主張し、議会や最高裁で破壊行為を行った。治安当局は約1500人を拘束、このうち1300人近くが起訴されている。






