トップ国際中南米グアテマラ大統領選決選投票 「中国と貿易拡大」候補が優勢

グアテマラ大統領選決選投票 「中国と貿易拡大」候補が優勢

台湾との外交関係は維持

中米グアテマラ大統領選候補者のベルナルド・アレバロ氏=グアテマラ市(EPA時事)

【サンパウロ綾村悟】中米グアテマラで20日、ジャマティ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が実施される。グアテマラは台湾と外交関係を持つ数少ない国の一つだが、最新世論調査では、中国との経済関係強化を示唆する候補が優勢だ。

6月に実施された第1回投票では、22人が出馬する混戦となった。親台湾派である中道左派・国民希望党(UNE)のサンドラ・トレス氏(67)が得票率19・7%で首位。同じ中道左派のセミージャ党から出馬したベルナルド・アレバロ元外務次官(64)が16・4%だった。

だが、ギャラップ社が16日に発表した最新の世論調査では、アレバロ氏が支持率61%で、トレス氏に大差をつけて優位に立っている。アレバロ氏は当初、泡沫(ほうまつ)候補の一人にすぎなかったが、政治汚職の一掃を訴えて支持率を伸ばしてきた。同氏は、故アレバロ元大統領の息子。

グアテマラは台湾と外交関係を持つ国の中では人口や経済規模も大きく、南米パラグアイと並ぶ重要な国だ。アレバロ氏はトレス氏と同様、台湾との外交関係維持を主張しているが、貿易関係では「中国との関係を拡大する必要がある」と表明している。

近年、中国は台湾と外交関係を持つ国に経済支援などを通じて切り崩しを図っており、台湾と断交して中国と国交を結ぶ国が増えている。中南米では、2017年にパナマ、18年にエルサルバドル、21年にニカラグア、今年3月にはホンジュラスが台湾との断交を発表してきた。

大統領の就任は来年の1月14日。任期は4年で再選は禁止されている。

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