【サンパウロ綾村悟】ブラジル地理統計院(IBGE)は7日、2022年に実施した国勢調査の結果を発表、ブラジル国内に居住する先住民数が全人口の0・83%に相当する約169万人に上るとした。政府系ブラジル通信が報じた。
IBGEによると、10年前の国勢調査で把握された先住民数は約89万人だった。増加の理由は、調査方法の改善と見直しによるものだという。先住民のコミュニティーも、前回確認された501カ所から573カ所へと大きく増えた。
自治区が多い先住民のコミュニティーにはそれぞれ長(おさ)が存在、構成員数など部族内の状況を確認するためには長の協力が欠かせない。今回は、各部族の長や関係者からの協力を得られたことが、より正確な状況を把握することにつながったという。
ブラジル国内では、アマゾン熱帯雨林のある北部と北東部に先住民居住区が集中、77%を超える先住民がこの地域に住んでいる。一方、この地域に住む先住民は近年、違法伐採や金など違法採掘の犠牲となってきた経緯があり、先住民保護の体制づくりが急がれている。





