トップ国際中南米ブラジル大統領と会談 欧州委員長 メルコスルとFTA締結目指す

ブラジル大統領と会談 欧州委員長 メルコスルとFTA締結目指す

【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルラ大統領と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は17日、ベルギーのブリュッセルで会談を行い、南米南部共同市場(メルコスル)とEU間の自由貿易協定(FTA)の早期締結が重要だとの見方で合意した。フォンデアライエン氏は先月、FTAの年内締結が望ましいと発言している。政府系ブラジル通信が報じた。

フォンデアライエン氏は、メルコスルを含む中南米市場との「接近」は、EU諸国にとってロシアや中国への依存を減らすことにつながると指摘した。近年の中南米は、小麦粉やとうもろこしなどの世界的な輸出拠点に成長しているだけでなく、原油やリチウムなどの生産も拡大しており、投資先としても大きな注目を集めている。

メルコスルはブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンの南米4カ国で構成される関税同盟。人口約2億7000万人を抱える巨大市場でもある。

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