【サンパウロ綾村悟】ブラジル南部リオグランデドスル州当局は18日、15日から16日にかけて同州各地を襲った大型のサイクロンにより、これまでに少なくとも13人が死亡し5人が行方不明になったと発表した。
最大風速が101㌔超の暴風と豪雨による被害は、州都のポルト・アレグレを含む40の地方自治体に及び、民家の損壊や洪水などで4500人以上が避難を余儀なくされた。
水位の増加や地滑りで道路や橋が寸断された地域もあり、消防当局と国軍がヘリコプターなどを使って救助・救援活動を行っているという。レイテ知事は、18日までに2400人の市民を救助したと発表した。
ルラ大統領は18日、秘書官と担当大臣を現地に派遣すると同時に、被害に遭った地域と人々に最大限の支援を行うことを約束した。