【サンパウロ綾村悟】ブラジルのIPEC社が発表した最新の世論調査結果によると、ルラ大統領の支持率が2カ月連続で低下していることが分かった。ブラジルのG1サイト(グロボ系)などが報じた。調査は今月1日から5日にかけて行われた。
世論調査によると、ルラ大統領を「非常に良い」「良い」と評価する有権者は4月の39%から2ポイント低下して37%になった。3月は41%だった。
一方、ルラ氏を「非常に悪い」「悪い」と評価する有権者は4月の26%から28%に増えた。3月は24%で、こちらも2カ月連続で悪化している。
ルラ氏に対する支持率が最も低下したのは、同氏の支持基盤ともいわれているブラジル北東部で、先月の55%から45%へと急激に下がっている。