【サンパウロ綾村悟】ウクライナのゼレンスキー大統領はブラジル紙フォーリャとのインタビューで2日、「ウクライナ和平」に関して条件付きながらルラ大統領との会談を望んでいることを明らかにした。
ゼレンスキー氏は、「ルラ氏が独自の和平案を(私に)提案したいのであれば、その機会は与えられるべきだと思う」とした上で、「ただし、ルラ氏はロシアの侵攻によって起こった虐殺などの事実を認め、犯罪者が国際法定で裁かれるべきなのかどうか答える必要がある」と強調した。
両氏は、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で会談を行う予定だったが、「日程の都合」などで実現しなかった。
ルラ氏は、ウクライナ侵攻では「中立」の立場を主張しながら、インドや中国などを含む中立国によるウクライナ和平仲介を目指している。
ブラジル政府は、ロシアによる侵攻を非難する一方、G7諸国が主導する対露制裁には反対している。また、米国などによるウクライナへの武器援助は「戦争を長期化させるだけだ」と批判、中国と共に「ロシア寄り」とも取れる姿勢が指摘されている。






