【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルラ大統領が24日に中国の習近平国家主席と電話会談を行っていたことが分かった。ルラ氏が26日、ツイッターへの投稿で明らかにした。
ルラ氏によると、ウクライナ和平の必要性や8月に開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議に向けた協力関係の強化、ブラジルと中国の戦略的パートナーシップの構築などについて話し合ったという。
ルラ氏は4月に中国を公式訪問し、習主席と会談している。中国訪問では、ウクライナ危機の仲介役として共に働き掛けていくことを表明したほか、BRICS諸国間の貿易で人民元など自国通貨による決済を主張するなど、親中的な姿勢が注目された。