ブラジル前大統領を家宅捜索

ワクチン接種記録改竄か

【サンパウロ綾村悟】ブラジル連邦警察は3日、首都ブラジリアにあるボルソナロ前大統領の自宅を捜索した。政府系ブラジル通信などが報じた。

報道によると、ボルソナロ氏には新型コロナウイルスのワクチン接種記録を改ざんした疑いが掛けられており、携帯電話などが押収された。また、同氏の側近だった人物が逮捕された。

当局は、同氏が昨年12月に米国に渡航する際、入国に必要とされていた接種記録を改ざんした可能性を捜査している。ボルソナロ氏は、「そもそもワクチンは受けていないと公言している」と述べ、疑惑を否定している。

「ワクチンを打つとワニになってしまう」と発言するなど、ワクチン反対派で知られるボルソナロ氏は、すべてのワクチンの接種を拒否し、2021年9月に米ニューヨークで開催された国連総会にも主要国首脳の中で唯一ワクチン非接種で参加した。

ボルソナロ氏は、1月に支持者が起こした連邦議会襲撃事件への関与や、サウジアラビア政府から贈呈された宝石などを私物化した疑いなどでも捜査を受けている。捜査の進展によっては、26年の大統領選挙に出馬できない可能性がある。

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