【サンパウロ綾村悟】昨年10月の大統領選挙で現職の左派ルラ氏と接戦を繰り広げたブラジルの右派ボルソナロ前大統領が、2026年の総選挙(大統領、国会議員、知事選)において、大統領選挙ではなく上院選への出馬を検討していることが分かった。ブラジルのフォーリャ紙(電子版)などが16日に報じた。
ボルソナロ氏は現在、司法機関から1月8日に起きたボルソナロ支持派による連邦議会襲撃事件などで捜査対象となっている。選挙高裁の判断によっては、大統領選挙への出馬などを制限される可能性も浮上している。
上院選には、大統領選挙でルラ大統領に対して58%を超える得票を獲得した首都ブラジリアか中西部のマットグロッソ州から出馬する可能性があるという。