トップ国際中南米新巨大刑務所にギャング2000人移送―エルサルバドル

新巨大刑務所にギャング2000人移送―エルサルバドル

【サンパウロ綾村悟】中米エルサルバドル政府は24日、同国中部テコルカにある米州最大の刑務所「テロリスト拘禁センター(CECOT)」にギャング構成員を中心とした受刑者約2000人を移送したと発表した。CECOTは、ギャング撲滅を目指す同国のブケレ大統領の肝煎りで建設が進められた定員4万人の巨大刑務所。

先月末に完成したばかりで、敷地面積は東京ドーム35個分に相当する165ヘクタール。受刑者が外界との連絡を取れないように都市部と離れた場所に建設されており、高度な監視体制を備えているという。

人口約650万人のエルサルバドルでは、ギャングによる凶悪犯罪が横行、世界最悪レベルの治安に悩まされてきた。2019年に誕生したブケレ政権は、ギャング撲滅を公約の一つとして掲げており、非常事態宣言の発令や法律改正で治安改善を進めてきた。ブケレ政権下の治安強化で、6万人以上のギャング構成員らが逮捕された。

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