【サンパウロ綾村悟】ブラジルの左派ルラ次期大統領は20日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。地元メディアによると電話会談は30分ほどだった。
ルラ氏の公式ツイッターによると、プーチン大統領から改めて当選への祝意を受けたと同時に、両国関係の強化を求められたという。また、ルラ氏は、同じ投稿で「ブラジルは誰が相手であろうと対話を行い、平和で飢餓のない世界を求める国に戻った」と主張、現職の保守ボルソナロ政権との違いを強調した。
ルラ氏は、ウクライナ戦争では、ボルソナロ氏と同様にロシアによる侵攻には批判的だが、欧米が主導する対露制裁には加わらないものとみられている。