トップ国際中南米次期大統領選24年に前倒し  政情不安続くペルー

次期大統領選24年に前倒し  政情不安続くペルー

7日、ベルーの首都リマで、就任の宣誓前に演説するボルアルテ新大統領(AFP時事)

【サンパウロ綾村悟】南米ペルーのボルアルテ大統領は12日、2026年4月に予定されている次期大統領選挙を2年前倒しして、24年4月に実施する意向を表明した。同時に国会議員選挙も行う方針。ペルーでは、急進左派カスティジョ前大統領が国家警察に拘束され、支持者らが同氏の解放を求めて抗議デモを繰り広げるなど政情不安が続いている。大統領選挙前倒しの発表により政情安定化を図ったとみられる。

カスティジョ氏は7日、国会の弾劾決議によって罷免され、ボルアルテ氏が同日付で副大統領から昇格していた。現在、カスティジョ氏は、憲法に違反して国会の解散を命じた「反逆罪」などの容疑で国家警察に拘束されているが、同氏の支持者が、各地で同氏の解放や大統領選実施などを求める抗議デモを繰り広げている。

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