【サンパウロ綾村悟】ブラジル南東部エスピリトサント州で25日、16歳の少年が二つの学校に侵入して銃を乱射し、計3人が死亡、13人が負傷した。ブラジルメディアが報じた。
事件が発生したのは、州都ヴィトーリア市から85㌔離れたアラクルス市(人口約10万人)。犯人の少年はまず、公立学校に侵入して乱射し、職員室にいた教師2人を射殺。その後、私立学校に移動して校内で発砲、12歳の女子生徒が死亡した。
犯人の少年は、最初に銃を乱射した公立学校の元生徒で、今年6月に卒業していた。地元警察は、自宅に戻っていた少年を逮捕し、動機などを調べている。事件に使用された銃2丁は、軍警察に勤める少年の父親が保有していたものだった。