【サンパウロ綾村悟】ブラジル中銀は25日、今年9月にブラジルを訪問した外国人観光客による支出が、リオデジャネイロで夏季五輪が開催された2016年以降で最大となったことを明らかにした。政府系ブラジル通信が報じた。
外国人観光客による9月の支出額は4億1600万㌦(約611億円)、夏季リオ五輪が開催された16年9月は4億4600万㌦だった。また、1~9月までの支出額は36億㌦となり、こちらも過去2年を大きく上回っている。
ブラジルへの入国制限は、4月からワクチン接種証明があれば陰性証明書の提示も必要なくなるなど大幅に緩和された。ブラジル各地で行われる年越しイベントやリオのカーニバルなども、今後は制限なく開催されることが予定されており、インバウンド消費の大幅増が期待されている。