先住民部族「最後の1人」が死亡 ブラジル

【サンパウロ綾村悟】ブラジルの国立先住民保護財団(FUNAI)は30日、違法伐採業者らによって部族が殺害され、「最後の1人」となって生き残っていた先住民の男性が死亡したと発表した。氏名、年齢不詳の先住民男性は、ブラジル北西部ロンドニア州のアマゾン熱帯雨林内にある広大な先住民保護区に住んでいた。

1970年代に発生した違法伐採業者による大量殺戮(さつりく)で、男性が所属していた部族の構成員はほぼ全滅。95年には、彼と共に生き残っていた6人も開発業者によって殺害され、男性が最後の1人となっていた。

その後、男性は外界との接触を一切絶ちながら、狩猟などで生きてきたとみられるが、23日、FUNAIの職員が、男性が小屋の中で死亡しているのを発見した。外界からの侵入形跡などもなく、自然死だとみられる。ブラジルには世界最多とされる240近くの先住民部族が存在する。

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