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日本食フード革命 ーオーストリアから

豆腐、納豆、シイタケ、酒、ワサビ、日本食の代表的な食品や食材がオーストリアで買えるようになる日がくるとは考えもしなかった。しかも日本からの輸入品ではなく、「オーストリア人のオーストリア人によるオーストリア人のため」に国内生産の日本食であり、食材なのだ。「フード革命」と呼んでも可笑(おか)しくない。

甘いだけがデザートじゃない ータイから

タイのデザートは結構、バリエーションに富む。広大な大地と太陽の恵みをいっぱいに受け、豊かな作物に恵まれているからかもしれない。

フィリピン、オミクロン株の猛威到来 過去最多1日4万人近く感染

フィリピンで新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」によると見られる感染拡大で、コロナ禍が始まって以来の感染者数を記録し政府が対策に追われている。特に感染が急速に拡大したマニラ首都圏では、解熱鎮痛剤のパニック買いが起こり品薄状態が続くなどの混乱も広がった。政府はワクチン未接種者の公共交通機関の使用を制限するなど、感染対策の引き締めも行われた。

首振りの習慣の違いに冷や汗 ーネパールから

 日本では、相手の語った内容に対して同調する時は、首を縦に振り、否定する時は首を横に振るといった習慣が定着している。だが、海外に出てしまえば、日本の常識は通じないことも少なくない。

トンガ噴火で津波警報・注意報、次は「迅速に発表」

 気象庁の長谷川直之長官は19日の定例記者会見で、トンガ諸島付近の海底火山噴火により16日に発表した津波警報・注意報について「津波か分からず、かなりの時間を要した」と認めた上で、「今度同じようなことがあったら迅速に発表したい」と述べた。近く有識者会議を設置し、噴火による気圧の変動が影響した今回の大幅な潮位上昇のメカニズムや情報発表の改善策を検討する考えを示した。

トンガ諸島、噴火で火山島の大半が消失か

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、衛星「だいち2号」が撮影したトンガ諸島付近の海底火山噴火後の画像を公開した。噴火前と比べ、火山があった島の大半が消失したように見える。

カザフ騒乱鎮圧のトカエフ氏 前大統領派排除し全権掌握

中央アジア・カザフスタンで2日に起きたデモは、死者164人に達する騒乱に発展した。トカエフ大統領は、ナザルバエフ前大統領の側近らによって起こされたクーデターだとして前大統領派の主要メンバーを逮捕し、権力を掌握した。また、ロシアのプーチン大統領は、カザフスタンに集団安全保障条約機構(CSTO)の平和維持軍を派遣したことで、CSTOの結束と、ロシアがその盟主であることを内外に誇示した形だ。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(7) 真珠湾攻撃と南雲忠一(下)適切だった追撃見送りの判断 天候悪化、敵空母の所在も不明

真珠湾攻撃において機動部隊は、戦果拡大を目指し、さらに第3次攻撃隊を編成し、ドックや石油タンクなどの米軍地上施設を破壊すべきではなかったか、の議論がある。これを支持する論者は、ハワイ近海から急ぎ避退した南雲の采配を臆病で退嬰(たいえい)的だったと批判する。

インドネシアの資源開発に「待った」

中国がインドネシアの資源開発に「待った」をかけてきた。インドネシアはカリマンタン島北西の自国領ナトゥナ諸島周辺の排他的経済水域(EEZ)で、昨年7月から海底油田・天然ガスの掘削調査を進めていた。中国は南シナ海のほぼ全域を取り囲む独自境界線「九段線」を主張し、インドネシアの掘削調査が中国の権益を侵しているというのだ。東アジアにおける北の尖閣、南のナトゥナと、中国の覇権志向が鮮明になってきた。

ワクチン未接種者は外出禁止 ーフィリピンから

新型コロナウイルス感染が静まり、フィリピンでは昨年10月ごろに大幅な規制緩和が実施され解放感に包まれたが、年末からオミクロン株によるとみられる感染急増に見舞われ、政府は再び規制強化に舵(かじ)を切った。

5月9日 フィリピン正副大統領選 ドゥテルテ与党 空中分解

 5月9日に投票が行われるフィリピン正副大統領選挙は、最大与党のPDPラバンの内部分裂によりドゥテルテ大統領の後継候補がいない状態に陥っている。ドゥテルテ氏自身も予定していた上院選への立候補を土壇場で撤回するなど、存在感が低下している。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(5) 孤高の海軍大将・井上成美(下)初の空母同士の海上決戦、諦 めが早いと批判集中 珊瑚海海戦で追撃断念、「実戦では無能」の烙印

昭和17年5月、ポートモレスビー上陸を目指し、陸軍部隊を乗せた攻略部隊がラバウルを出港するや、動きを察知した米軍は攻略部隊襲撃のため空母ヨークタウン、レキシントンからなる機動部隊を珊瑚(さんご)海に送り込んだ。これに対し空母「翔鶴」「瑞鶴」を基幹とする井上成美(しげよし)麾下(きか)の第5航空戦隊(原忠一少将指揮)は、米機動部隊殲滅(せんめつ)を期しソロモン群島から珊瑚海へ南下、ここに史上初となる空母対空母の海上決戦が展開された。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(4) 孤高の海軍大将 井上成美(上) 三国同盟反対、上層部を公然批判し第4艦隊長官に“左遷” 艦隊決戦を否定、航空戦力の強化を主張

トラック島の春島には、日本が委任統治していた南洋群島を防備区域とする第4艦隊司令部が置かれていた。日米開戦直前の昭和16年8月、その司令長官に井上成美(しげよし)少将が親補(しんぽ)された。井上は海軍省軍務局長として、米内光政海軍大臣、山本五十六海軍次官とともに日独伊三国同盟締結や日米開戦に強く反対した。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(3) 南方の前進拠点 トラック島物語(下) 大空襲で輸送船団が沈没、孤立した島を襲う飢餓

ミッドウェー海戦(昭和17年6月)を境に、戦局は悪化の一途を辿(たど)った。原爆開発を進めるマンハッタン計画の軍事政策委員会は翌年5月、原爆投下の候補地にトラック島を挙げた。目標となる艦船が多く、万一爆弾が不発の際も水深が深いため回収困難で機密漏洩(ろうえい)の危険が小さいからといわれるが、選定理由は果たしてそれだけだったろうか。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(2) 南方の前進拠点 トラック島物語(中) 米との決戦海域を東に移す、根拠地となったトラック島

トラック島が日本海軍最大の前進拠点となったのは、日本海軍の対米戦構想と深く関わっていた。日露戦争の勝利から程ない明治40年4月、元帥・山縣有朋主導の下に「帝国国防方針」が策定され、わが国の仮想敵国の第一には陸軍が想定するロシアが、次いで海軍が想定するアメリカが挙げられた。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(1) 南方の前進拠点 トラック島物語(上) 南北50キロの巨大環礁、大艦隊の泊地に最適

日本本土から南に約3千キロ、カロリン群島にその島はあった。太平洋戦争当時、南洋における日本海軍最大の根拠地だったトラック島である。もっとも、俗にトラック、あるいはトラック島と呼ばれたが、サイパン島やグアム島のようにトラックという名の一つの島があったわけではない。

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