
来日中のインドの国会議員団は22日、東京都千代田区の同国大使館で、パキスタンとの係争地カシミール地方で先月22日に発生し、観光客ら26人が犠牲となったテロ事件に対する見解を表明した。
サンジャイ・クマール・ジャー上院議員を団長とする議員団は、実行したテロリストを非難する一方で、インド政府が背後での関与を断定するパキスタンへの非難も「区別なく」行うと、強い態度を示した。
訪日団で唯一の女性議員、アパラジタ・サランギ氏は、モディ首相がテロリスト掃討作戦を「シンドール作戦」と命名した背景を説明。シンドールとは、ヒンズー教で既婚女性が頭髪の分け目に塗る化粧品名で、犠牲者は全員男性だったことを踏まえ、「夫を失った妻らへの特別の配慮」だったと語った。(外報部)