モンゴルで28日、任期満了に伴う国民大会議(国会に相当、一院制、任期4年、定数126)の総選挙が実施された。即日開票され、29日には大勢が判明する。従来の定数76議席中、61議席を占める与党・人民党が、政権を維持するとの見方が強い。
現在、国民大会議の議席数は以下、民主党11、みんなの連合1、正義人・有権者連合1、無所属1、欠員1となっている。人口増を受けて昨年、憲法を改正し、今回の選挙からは、選挙区と比例区併用に変更、定数も126へと大幅に増やした。
2021年に就任したフレルスフ大統領(任期6年、再選不可)が人民党から当選したことで、政権と大統領の出身政党が一致する政治体制が敷かれている。今回の選挙で人民党政権が維持されれば、同党の安定政権につながる。(外報部)