米中央軍は米東部時間11日午後7時すぎ(日本時間12日午前8時すぎ)、イランへの攻撃を開始したと発表した。イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡でキプロス船籍のコンテナ船を攻撃したことへの報復だと説明した。

これに先立ち、トランプ大統領は10日、自身のSNSで、イラン側に「停戦は終わりだ」と伝えたと明らかにした。米イラン間では6月に暫定停戦合意が成立したものの、その後もホルムズ海峡の船舶への攻撃が相次いだことを受け、米国がイラン国内の軍事施設に報復攻撃を行っており、緊張が再燃している。
一方、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は12日、地元メディアを通じて、「非承認のルート」を通航しようとしたとして、船舶を攻撃し、海峡を封鎖したと主張した。
米メディアによると、イラン側は船舶攻撃について、外交交渉の妨害を狙った体制内の一部過激派によるものだと米政府に伝えたという。イランは攻撃への関与を公式には認めていないが、米側はイランに対し、ホルムズ海峡で船舶を攻撃せず、全航路を開放すると公に声明を出すよう求めていた。
トランプ氏は投稿で、イランが戦闘終結に向けた協議継続を求めてきたと主張し、「われわれはそれに同意した」と説明。その一方で、「米国は彼らに対し、明確に、停戦は終わりだと伝えた」と強調した。
中東メディアによると、イランのガリバフ国会議長はSNSで「米国が合意を裏切った場合、われわれは全面的に防衛する用意がある」と警告。「戦争の終結は世界各国にとって優先事項だが、この対立がイランの降伏によって終わることは決してない」と述べ、米国の圧力に屈しない姿勢を示している。






