トップ国際2026年 スポーツが世界をつなぐ 冬季五輪、サッカーW杯、WBC

2026年 スポーツが世界をつなぐ 冬季五輪、サッカーW杯、WBC

 2026年は、上半期だけでスポーツの祭典が目白押しだ。2月からイタリアでミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕するのを皮切りに日本が連覇を狙う野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)が3月に、6月には世界最大のスポーツイベントといわれるサッカーW杯(ワールドカップ)が開幕する。3大会それぞれの見どころを紹介したい。(佐野富成)

 2月6日に開幕と最も近いミラノ・コルティナ冬季五輪。「1国1都市」のルールが改訂され複数の都市で開催可能となった最初の大会だ。会場の一つとなっているコルティナは今から70年前、日本が初めて冬季五輪でメダルを獲得した地でもある。スキー回転に出場した猪谷千春が、銀メダルを獲得。白人以外の選手がメダルを獲得したことでも話題になった。

 その地に70年後、日本人選手たちが再び降り立つことになる。

 メダルが期待されるスノーボードハーフパイプ競技では平野歩夢(あゆむ)が有力だ。特に「エア」といわれる空中での技の難しさと難易度の高さで他を圧倒する。大きな大会に出場するごとに前人未踏の技をこれまで見せてきた。今回でも披露してくる可能性が高く、北京大会に続く連覇を狙う。その背を追い掛けて新たな若手の成長も見込まれる。平野流佳(るか)、戸塚優斗らのメダルも予想できる。一方で海外勢の勢いも侮れない。女子では村瀬心椛(ここも)、北京大会銅メダリスト冨田せなも注目だ。

 フィギュアスケートは、男女シングルスで実績のある鍵山優真と坂本花織に注目が集まる。シングルス男女ともメダルは確実とみられている。

 ペアとして世界選手権を2回制するなど実力をつけてきた三浦璃来(りく)・木原龍一組。アイスダンスやペアに関しては日本の弱点ではあったが、三浦・木原組が進出したことで団体戦でのメダルも確実視されている。

 スピードスケートは、女子は日本の絶対的エース高木美帆が調子を上げている。1000㍍、1500㍍のメダルは確実と言えるだろう。500㍍では、高木の背を見てきた吉田雪乃が台頭し本大会での活躍が期待される。

 男子では長く絶対的エースが不在だったが、短距離で500㍍の森重航(わたる)や新濱(しんはま)立也がメダルに近い存在だ。

 スキージャンプでは、第一人者小林陵侑のメダルは確実だ。女子はW杯通算63勝(歴代最多)の高梨沙羅がいるが、伊藤有希なども台頭し、メダルも期待できるだろう。

再び世界を驚かせるか サッカーW杯 6月11日~7月19日

 日本は、前回ドイツとスペインというW杯優勝経験国を倒したことで大きな話題となった。その後も、親善試合でほぼベストメンバーのブラジル代表を倒して世界を驚かせた。

 2026年の会場は、史上初めてメキシコ、カナダ、米国の3カ国共同開催となり参加国も48カ国へ拡大された。この拡大に対して大会の〝質〟を問う声もあったが、サッカーを普及させることにFIFA(国際サッカー連盟)は重きを置き、開催することを決定した。

 今大会の選手もさることながら、会場のスタジアムが位置する標高の高低差も注目される。

 メキシコの「エスタディオ・アステカ」は標高2240㍍と、最も高い。海抜0㍍の会場は、米国とカナダに集中する。

 オランダリーグでブレイク中のFW上田綺世(フェイエノールト)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)、前回「三笘の1ミリ」でも話題となった三笘薫(ブライトン)なども期待されるが、新しい戦力が森保一監督の元へ結集する。日本代表のメンバー発表がこれから楽しみだ。

 日本は、グループFに属しオランダ、チュニジア、欧州プレーオフ勝者と戦うことになる。

 日本は初戦、オランダと日本時間6月15日午前5時。

日本連覇なるか WBC 3月5~17日

 大谷翔平(当時エンジェルス)の「憧れるのをやめましょう」が話題となった前回大会。その感動が再び戻ってくる。

 日本は王貞治監督のもと2006年にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を制し、初代王者に輝いた。09年に原辰徳監督のもと連覇を達成した。

 その後は、なかなか決勝に進めなかったが、23年栗山英樹監督のもと大谷翔平らを擁し、3度目の優勝を飾った。

 2度目の連覇を狙う日本は、井端弘和監督のもとにドジャースの大谷はじめ、山本由伸投手ら前回優勝メンバーらがすでに手を挙げ出場を表明している。

 海外でも米国代表にジャッジなどトップクラスが出場を表明している。

 当初は消極的だったMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)も選手の意向に理解を示すようになり、世界一を決めるにふさわしい大会へと変わりつつある。

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