名古屋でJSLC 日韓米基軸に平和文明を


韓鶴子UPF総裁、ギングリッチ元米下院議長が講演


「Japan Summit and Leadership Conference 2019」で講演する韓鶴子総裁 =5日午前、愛知県名古屋市内のホテル


 日韓米3カ国の連携強化や世界平和実現に向けた方策を話し合う「ジャパン・サミット・アンド・リーダーシップ・カンファレンス(JSLC)2019・イン・ナゴヤ」が5日、「太平洋文明圏時代―東アジアの平和と日韓米連携の展望」をメインテーマに名古屋市内のホテルで開催された。日韓米をはじめとするアジア太平洋地域の政治家、宗教指導者、有識者ら約800人が参加した。

ギングリッチ元下院議長

 開会式で基調講演したニュート・ギングリッチ元米下院議長は、「世界の活動の重心が欧州・北大西洋からインド太平洋地域に移っている」と指摘。北朝鮮、中国、ロシアがもたらす挑戦に強い懸念を示し、「日韓米3カ国が連携し、共通認識を持つ方法を見いだすことが死活的に重要だ」と強調した。

 続いて、世界的な宗教指導者の故文鮮明師の夫人、韓鶴子UPF総裁が基調講演した。韓総裁は日韓米が一つになる重要性を説くとともに、「アジア太平洋文明圏時代を力強く切り開いていく組織を発表したい」と表明した。

 韓総裁はまた、深刻化する環境破壊を強く憂慮。「この美しい地球が病んでいる。このまま放置すれば今日の責任者たちは歴史の前に糾弾されるだろう」と語った。

 JSLCでは、日韓米が「過去の歴史を乗り越えて相互に連携し、基軸となって、宗教的伝統と家庭の価値を尊重し、共生、共栄、共義のグローバルな平和文明を築いて」いくことを謳(うた)った「名古屋宣言」が採択された。

 開会式ではまた、アンディー・ビッグス米下院議員、金奎煥・韓国国会議員らが来賓あいさつをした。

 東アジアの安全保障をテーマにしたセッションでは、テッド・ヨーホー米下院議員、趙明哲・元韓国国会議員、ネパールのパラマーナンダ・ジャー元副大統領らが講演し、中国や北朝鮮の脅威に対処するには日韓の連携が不可欠であるとの認識で一致。趙氏は日韓の関係改善の方策について、政治家に任せるのではなく、「国民運動として進めていくべきだ」と提案した。

 少子化問題をテーマにしたセッションでは、ドミニカ国カトリック教会のカルヴァン・フェリックス枢機卿らがスピーチした。枢機卿は「家庭は愛と平和の学校だ」と述べた上で、真の家庭運動を国際的に推進してきた文師の功績をたたえた。