第3回鮮鶴平和賞 2氏に授与


女性の人権と開発問題に貢献
モデル兼人権活動家とアフリカ開発銀行総裁

ワリス・ディリー氏

 世界平和や人類の発展に貢献した個人や団体を表彰する「鮮鶴平和賞」委員会は22日、第3回の同賞を、ソマリア出身のスーパーモデルで人権活動家のワリス・ディリー氏と、ナイジェリア人でアフリカ開発銀行総裁のアキンウミ・アヨデジ・アデシナ博士に授与すると南アフリカのケープタウンで発表した。

 ディリー氏は、アフリカや中東などで数千年間続いてきた女性器切除(FGM)の暴力性を世界に訴え、FGMの撤廃運動に寄与したことが評価された。ディリー氏は、スーパーモデルとして注目を集めた1997年、自身が5歳でFGMを施されたことを告白。同年に国連のFGM撤廃特別大使に任命され、FGMは死に至る反人権的暴力との認識を世界中に広めた。

アキンウミ・アヨデジ・アデシナ氏

 一方、アデシナ博士は農業経済学者として、30年以上アフリカの農業革新に携わり、食糧安保を推進し経済発展に多大な貢献をしたことが認められた。2006年のアフリカ肥料サミットでは、30年までにアフリカの飢餓撲滅を目指す「肥料に関するアブジャ宣言」を主導した。

 選考委員長の洪一植・元高麗大学総長は「アフリカでの人権と開発問題は、21世紀の人類が解決すべき共同課題だ」とし、「2人の受賞者は、アフリカの人々のために人権の価値を高め、生活の質を向上させる輝かしい功績を残した」と高く評価した。