世界サミット2020が開幕


共生、共栄テーマに 120カ国から6000人

「ワールド・サミット2020」開会セッションで講演するキリバスのアノテ・トン前大統領 =3日午後、韓国高陽市のKINTEX

 

 【高陽(韓国京畿道)世界サミット取材班】世界平和実現について話し合う「世界サミット2020」(主催・UPF)が3日、韓国・京畿道の国際展示場「KINTEX」で開幕し、世界120カ国から前現職首脳や宗教指導者ら約6000人が参加した。

 UPFは2005年に世界平和実現のため創設された国際NGOで、同団体が理念とする「共生・共栄・共義」をテーマに行われた全体会議には、グッドラック・ジョナサン元ナイジェリア大統領やアノテ・トン元キリバス大統領らが登壇しスピーチした。クリストファー・ヒル元米国務次官補は、朝鮮戦争の停戦によって韓国と北朝鮮が分断されてから2020年で75年になることに触れ、「北朝鮮は共生、共栄とは全く関係のない国になってしまった。北朝鮮が核を手放すよう説得しなければならず、非核化のために共生・共栄・共義の価値観を広げる必要がある」と強調した。

 世界的に著名な米国人投資家のジム・ロジャーズ氏は「北朝鮮と韓国の軍事費が縮小するなら、そこにはたくさんの資源が残り大きな可能性が開ける。38度線が解放されれば、中国やロシアを巻き込んでアジアは平和と共栄の社会が実現するだろう」と述べ、朝鮮半島問題解決の重要性を指摘した。

 また、この後行われた晩餐(ばんさん)会では、ダン・バートン元米国下院議員らが登壇し祝辞を述べた。

 サミットは5日までの3日間で、4日には各国の前現職首脳約100人が出席する総会が開かれる。また5日には、世界平和や紛争解決、環境保全などに貢献した個人や団体を表彰する「鮮鶴平和賞」の第4回授賞式が行われる。