世界日報 Web版

新入生にとっては“魔の5月”


 入学式を4月に終えた小学校、中学校、高校、大学の新入生や、社会人1年生たちも、そろそろ、新しい環境に慣れてきた頃だろう。

 遊びの延長だった保育園・幼稚園から、勉強中心の小学校。親や幼稚園バスで送迎されていたものが、自分の足で通学を始め、通学路での事故にも気を付ける必要が出てくる。先日も、通勤途中で、友達とふざけ合って、道路に飛び出してきた小学生がいて、ヒヤッとした。学校での教育か、家庭での躾か、道を譲ると、丁寧にお辞儀して「ありがとう」と心温まる声を掛けてくる子供もいる。

 中学生になると、勉強も“高度”になるし、クラブ活動も始まる。自分で楽しいと思って入ったクラブが、先生や先輩からの体罰やセクハラがある“ブラック”だったり、勉強が急に難しくなって、ついて行くことができないということも起こる。高校になると、さらに勉強・部活ともに専門的になってくる。

 大学になると、義務教育を終え、親元を離れ、1人暮らしを始める学生も多くなる。社会人1年生も慣れない仕事が増え、さまざまなプレッシャーも襲ってくるようになる。

 環境が変わって、極度の緊張状態で耐えてきたものが、“ストレス”として目の前に現れてくる。心配事で睡眠が浅かったり、時間も短くなり、朝起きれないことや“スマホ依存”で、夜ぐっすりと眠れない。親元から離れ、外食や偏った食生活で、ミネラルとか、ビタミン、たんぱく質など必要な栄養が十分に取れないことが増えてくる。

 スマホの画面は青色の光を発し、安眠を妨害し、睡眠不足、食生活の乱れからくる栄養不足、運動不足の三つの相乗効果で精神疾患的な症状、俗に言う“五月病”が現れる。子育て講座でよく言われる「早寝、早起き、朝ごはん」「適度な運動」「質の良い睡眠」で5月病に打ち勝ちたいものだ。(和)