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親と「同居」「近居」の既婚女性増、60分以内は7割


親と「同居」「近居」の既婚女性増、60分以内は7割

 既婚女性を対象に行った調査で、夫婦いずれかの親と同居している割合は31.3%と初めて3割を超えた。国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施している「全国家庭動向調査」で昨年7月、既婚女性約6400人を対象に行った。

 また、同居していなくても、いずれかの母親が「60分以内」の距離に住んでいるケースは72.2%。1993年に比べて20年間で12ポイント以上上昇している。しかも40%は同じ敷地内に住んでいるか、15分未満の近距離に住んでいた。

 同居や近居が増える大きな理由は、出産や子育てへの手助けだ。出産や育児の相談相手では「親」が46.9%で最も多く、「夫」の37.8%を大きく上回る。高齢者の孤立を防ぐ意味でも、こうした同居や近居が増える意義は大きい。

 一方、「年老いた親の介護は家族が担うべきだ」(56.7%)は減少傾向にある。公的介護サービスの拡大が影響していると考えられるが、財政の問題などもあり、今後は家族介護が期待されている。その場合、中心的には妻の役割が大きくなるだけに、家族を支える仕組みを充実させる必要がある。