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「あいさつ」で相手を「うかがう」ことが大切


 年末になると、「今年もお世話になりました。来年もよろしく、お願いします」。新年を迎えると「明けましておめでとうございます。今年もよろしく、お願いします」といったあいさつが交わされる。

 あいさつで大切なことは、その人の様子を「うかがう」ことだろう。先日、わが社でストレスチェックなるものが実施された。詳細は省くが、結論としてストレス回避のためには、上司と部下が緊密に連絡・報告・相談を行い、個人の個性を理解して、できる事、できない事の峻別(しゅんべつ)を行い、指示を出すということだろうと理解した。

 会社の重要な部署の責任者になった時、どのような姿勢で部をまとめていけばよいのか、分からず、途方に暮れていた時、会社の大先輩から、頂いた、山本五十六(第2次世界大戦、真珠湾攻撃時の連合艦隊司令長官)の二つの言葉だ。「甘っちょろい。仕事はそんなに甘くはない」とお叱りを受けるかもしれないが、精神論としての話だ。

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やってみせ、言って聞かせて、
 させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

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苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。

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 まず、年配者から範を示さなければならないが、後輩、若手の成長なくして、企業の未来はない。老兵は、「いざ、鎌倉」という時の切り札、けが人や病人などの欠員が出た時の「何でもできる代打」として存在を示す時だろうと考えている。そういう時が無いことを願いながら、来年は少しでも明るい方向に向かってほしいものだ。

(和)