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外国人学生と意見交換 東京高校生国際会議


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社会問題について意見交換する生徒ら 15日午前、東京都文京区の都立小石川中等教育学校(辻本奈緒子撮影)

 国際交流を通じた中・高校生の多文化理解促進に向け、「東京高校生国際会議」が15日、東京都立小石川中等教育学校(文京区)で開かれた。都教育委員会が初めて開催したもので、自治体でこうした多国間交流を行うケースは珍しいという。

 参加したのは都立中学、高校のほか、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、台湾、タイの5カ国からホームステイなどで来日した生徒ら合わせて約140人。会議はほぼ全て英語で行われた。

 はじめに基調講演したニュージーランド国立オークランド工科大のネイル・ボーランド教授は、同国が世界で初めて手話を公用語として取り入れたことや、周辺に52の火山があるというオークランド市の外国人居住者を含めた防災への取り組みを紹介。後半の分科会では、ユニバーサルデザイン、防災、環境、国際教育について、はにかみながら英語と手ぶりで話したり、互いに打ち解けた様子で会話を弾ませる姿も見られた。

 参加者で、オーストラリアから来たジュリアさん(14)は、「社会をより良くする方法を学べた。日本はとても美しい国。将来はぜひ日本で暮らしたい」と笑顔を浮かべる。都立白鷗高校2年の鈴木沙那さん(17)は「母国語が英語でなくても積極的に話す外国人生徒に刺激を受けた」と語った。