
縄文時代の国宝級の土偶や土器を集めた特別展「世界遺産縄文 遮光器土偶が見ていた世界」が宮城県多賀城市の東北歴史博物館で開かれている。
2021年にユネスコの世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の出土品を中心に、国宝、重要文化財を含む土器や土偶などおよそ420点を展示。「一万年」「一生」「一年」という枠組みで縄文時代の暮らしや文化を紹介している。
目玉は東北の縄文文化権の象徴である7体の「遮光器土偶」や山形県西ノ前遺跡出土の「縄文の女神」と呼ばれる独特の形をした女性像の土偶。他にも出産の様子を表していると考えられる青森県風張1遺跡出土で国宝の「合掌土偶」をはじめ、彩漆土器や石器、それにヒスイの装身具なども展示されている。
「縄文人の一生」コーナーでは、出産時を表現したとされる土偶や、髪飾りや櫛(くし)、耳飾りといったアクセサリー、実際に埋葬されていた人骨などの資料を通して、誕生から成長、死までの過程を追いながら、縄文人の姿を学べるようになっている。 上席主任研究員の渡邊直樹さんは「土器が生まれ始めるのが縄文時代。人類が土器というものを作った最初の時期、世界的にも非常に古い時期のものが展示されています」と話す。会期は9月15日まで。一般1600円、高校生以下800円、未就学児は無料。






