トップ文化「ととのう展」 福島・諸橋近代美術館 ココロとカラダのウェルビーイングを提案

「ととのう展」 福島・諸橋近代美術館 ココロとカラダのウェルビーイングを提案

ととのう展

サウナブームで広まった「ととのう」をキーワードに、ココロとカラダの癒やしとウェルビーイング(健康)を提案する展覧会が、福島県の諸橋近代美術館で開かれている。

 「『ととのう展』~ヘルスケアにつながる美術館~」と題した同企画展は、海外の絵画作品を中心に動画や音楽も取り入れた3部構成となっていて、日本の漫画家タナカカツキ氏のサウナを題材とした漫画『サ道』の原画展示も行われている。

第1章「博物館浴で『ととのう』」では、モーリス・ユトリロの油絵やPJクルック、パブロ・ピカソらの作品を展示し、「博物館浴」を提案。海外では博物館や美術館での文化芸術鑑賞が人間の幸福感を高めるとし、カナダ、ベルギー、台湾では医者が処方箋で博物館への訪問を勧めるプログラムが始まっていることなどを紹介している。

第2章では「画家の感じた印象に『ととのう』」として印象派をはじめとした戸外制作の画家たちの作品を展示。第3章では「天国で『ととのう』」として、サルバドール・ダリが描いたダンテの『神曲』挿絵版画を展示して、ダンテやダリが想像した天国世界を紹介している。6月29日(日)まで。

 (長野康彦)

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