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ゴールデンウイークが終わってから、急に…


 ゴールデンウイークが終わってから、急に暑さがやって来た印象が強い。汗ばむような暑さだが、梅雨入り前なので湿度はあまりない。その点では、過ごしやすいと言える。

 俳句の季語では「薄暑」という。稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』には「初夏、五月ごろの暑さをいう。歩いているとうっすらと汗ばんできてちょっと暑いなという感じのころである」とある。

 令和を迎えてまだ月日が浅いので、令和がどのような時代となるかは分からない。確か昭和から平成となった時も、なじむまで時間がかかったことを覚えている。その平成を振り返ってみると、昭和ほどの強い印象はない。

 これは、東日本大震災などの大災害があったとはいえ、激動の昭和のように戦争がなかったことがあるだろう。それだけ平成が平和な時代であったということになる。平成から令和への移行が、昭和から平成と違って、天皇陛下の御退位と新天皇の御即位によって行われたということもある。

 令和が平成と同じように平和であることを期待したい。明治18(1885)年のきょうは、白樺派の文学者・武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)が生まれた日。ロシアの世界的な文豪トルストイの生き方に共感し、人道主義・理想主義的な人生観を提唱した。

 その実践のため、階級闘争のない理想郷を目指した「新しき村」をつくったほど。一般的には、色紙などに書いた「仲良きことは美しき哉」などが有名だが、その生き方には学ぶことが多い。