世界日報 Web版

史上初のブラックホール撮影に尽力した…


 史上初のブラックホール撮影に尽力した国立天文台の本間希樹教授が、フジテレビ系「ワイドナショー」で出演者の質問に答えていた。

 その中で「ホワイトホールは存在するか」との問いに「存在するという学者もいるが、実証されていないので、どちらとも言えない」という趣旨の答えをした。また「宇宙人は存在するか」との問いには「地球環境と同等の環境は多くあり、私は存在すると思う」と自信を持って答えていた。

 それに対し「ホワイトホールも宇宙人も確かめられてないのに、なぜ宇宙人だけは存在すると言えるのか」と尋ねられると、当の本間教授は意表を突かれた感じで、笑って答えないまま時間切れ。

 出演者が投げ掛けた鋭い一球と言うべきで、科学者たちの間でも、宇宙人はいるという人もいれば、まったく否定する学者もいる。実在や存在は、理論だけでは証明しにくいものなのだろう。

 19世紀末、科学者の間では、ニュートン力学ですべての物理現象について説明できると言われた。当時のノーベル賞学者アルベルト・マイケルソンは「小数点以下第6桁目を埋めることくらいしか、物理学には残っていない」と豪語した。

 しかし、20世紀になって「量子力学」と「相対性理論」が生まれ、物理学による存在の概念は一変した。ブラックホールは20世紀の物理学によって発見されたものであり、宇宙人の存在についてはまた別の理論が必要かもしれない。