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親御さんに。「(道路を渡る時は信号と右左…


 親御さんに。「(道路を渡る時は信号と右左(みぎひだり)を確かめて)信号の点滅が始まったら、無理をせず次の青信号まで待つこと」をお子さんに繰り返し教えて――と。

 高齢者の皆さんには「横断禁止場所の横断は重大事故につながります。遠回りでも横断歩道を渡りましょう」。そして、ドライバーの皆さんは「子供や高齢者、自転車等に対する思いやりの運転を」と警視庁がそれぞれに呼び掛けたのは3年前である。

 平成最後の秋の交通安全運動が21日に始まった(30日まで)。昨年は交通事故死者が3694人と戦後の最少記録を更新したが、期間中の交通死者も94人と統計を開始して以降初めて100人以下となる画期的な年だった。

 そこで今年は。ポスターの標語は〈みんなの合言葉 早めのライトと反射材〉。秋から冬に向かうこの時期に特に注意しなければならないのは薄暮時間(日没前後の各1時間)である。過去5年間の統計では、この時間帯の死亡事故(自動車と歩行者)は1時間当たり約682件で、昼間の約4倍、夜間の約2倍となっている。

 ドライバーは視界が徐々に悪くなって歩行者との距離が見極めにくくなる。加えて、業務ドライバーは疲れが出やすくなるリスクの高い時間だ。歩行者も自動車のスピードが分かりにくくなるなど悪条件が重なる。

 ドライバーは早めにライトを点灯し、歩行者は積極的に反射材を活用して身を守りたい。高齢者でなくとも「転ばぬ先の杖(つえ)」はいつも頭に。