世界日報 Web版

新聞週間(15日~21日)が始まっている。…


 新聞週間(15日~21日)が始まっている。今年の標語は「新聞で 見分けるフェイク 知るファクト」である。新聞は「事実」を追求して正確に伝えることで、主権者である国民が「うそ」を見分け適切な判断をする材料を提供する。

 そうした使命を果たしているかどうかを厳しく自省する週間でもある。同時に、この機会に少しばかりの自己PRもお許し願いたい。

 小学6年と中学3年を対象に4月に行われた全国学力テストとアンケート調査の結果を付け合わせた興味深いデータがある。新聞を「ほぼ毎日読む」と答えた子供の正答率が、「週に1~3回程度」「ほとんど読まない」などという子供に比べ、ほぼ全ての教科で最も高かった。

 都道府県別の平均正答率トップと比べても、小学校国語Aで秋田80%に対して80・6%、中学校数学Bで福井54%に対し55・4%などと上回るかこれに続く遜色ない成績を示したという。新聞を読んでいる子供ほど成績が良かったのだ。

 こうしたことを裏付ける具体例の一つが、前人未到の29連勝を達成した将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)である。連勝中の対局後コメントでは「僥倖(ぎょうこう)としか言いようがない」「望外の結果です」などの難しい言葉遣いも話題を呼んだ。

 将棋観戦記を楽しみに毎日、新聞を読むうちに語彙(ごい)力も養われたようだ。<そうなのか>とお父さん、子供に「新聞を読め!」と迫るだけではダメですよ。まず自らが手本を示さないと。