世界日報 Web版

旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」…


 旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」(米マサチューセッツ州)が発表した「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング2017」で、世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)が2年連続で1位に選ばれた。

 同サイトの日本法人(東京)が、過去1年間の城や城跡に関する口コミの評価点や投稿数などを基に集計した。姫路城は別名白鷺城。言うまでもなく建築技術の粋を極めた傑作だ。24年前に法隆寺と共に日本で初の世界文化遺産に指定された。

 書き込みには「優雅で美しい」「展示物が少ないので城の構造や仕掛けをじっくり楽しめる」などの意見や「駅から城が見える」など好立地に言及するものもある。姫路城の入城者は15年度に過去最多の約286万人を記録した。

 意外だったのが、2位に松本城(長野県松本市)、3位に松山城(愛媛県松山市)がランクされたことで、共に一地方の城だ。松本城は平地に築かれた平城、松山城は松山市の中心部である標高132㍍の城山(勝山)山頂に本丸がある。

 松山城については「眼下の眺めは最高」「市中のどこからでもよく見える」(書き込み)などの意見。巨大建造物を中心に、町のさまざまな機能が働き、調和している現代の「城下町」という評価を与えている。

 西欧の観光地は、教会や城など中世の文化をことさらアピールする所が少なくない。日本はその点、海外の客に観光の“売り”を宣伝するのにまだまだ消極的と言えそうだ。