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日本でも今や晩秋の風物の一つとなった感の…


 日本でも今や晩秋の風物の一つとなった感のあるハロウィーン。昨晩のNHKニュース7で武田真一アナウンサーが、ドラキュラ風のマントを着て関連のニュースを語っているのには恐れ入った。

 西洋起源のこの行事、バレンタインデーに続く二匹目のドジョウを狙った市場づくりが背景となって、年々広まってきた。その市場は約1340億円のバレンタインを抜く勢いという。

 魔女など思い思いの格好に仮装して騒ぐという趣向が、若者を中心に大いに受けたようだ。東京の渋谷駅前交差点は一大仮装会場と化し、その規模や熱の入れようは海外でも話題になっているという。

 昨年は、渋谷駅前や周辺に数千人が密集。器物損壊事件、そしてゴミの放置など問題も起きた。今年は当日の31日が月曜のため、昨晩から4日間、機動隊員ら数百人が警戒に当たる。

 もともと10月31日は、ケルトの1年の終わりに当たる日で、先祖の霊が家族を訪ねてくると考えられていた。その時、先祖と一緒に来た悪い霊を追い払うため、お化けカボチャを飾ったり、自分が誰か分からないように変装したりしたのがその起こりという。

 宗教的意味はさておき、楽しければそれでいいという日本人の傾向は、クリスマスの過ごし方楽しみ方にもある。とはいえ、古代ケルトのお盆と大晦日に起源を持つ行事のエスカレートには、やや複雑な気持ちにならざるを得ないのである。