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新型コロナウイルス禍中ではあるが、神奈川県…


 新型コロナウイルス禍中ではあるが、神奈川県・江の島に釣りに行った。江の島は東京五輪のセーリング会場で、島に通じる弁天橋の入り口には既に記念のモニュメントが立っている。

 釣り餌店の店主が、釣り客が多く利用する県営駐車場が近く閉鎖されると教えてくれた。五輪会場の準備のためという。そして「ほんとにオリンピックやれるんでしょうかね」とぽつりと言った。

 こんな疑問を抱いている日本人は少なくないだろう。一般の人がそれを口にするのは問題ないが、大物政治家となると話は別だ。自民党の二階俊博幹事長が、新型コロナの感染拡大が収まらない場合は中止も選択肢にせざるを得ないとの認識を示し、波紋を広げた。

 開幕まで100日を切り、IOC(国際オリンピック委員会)のコーツ調整委員長が「大会は必ず開催され、7月23日に開幕する」と力強く断言した矢先のことだ。

 二階氏はその後、「何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で申し上げた。開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはない」とのコメントを発表し鎮静化につとめた。大会組織委員会の橋本聖子会長も「組織委としてはキャンセルは考えていない。確実な開催に向けてまい進していきたい」と述べた。

 新型コロナに関わりなく、もともと東京五輪の開催に冷ややかで、何か理由を付けて水を差したがる向きがある。要路の人々は、それを念頭に言動に注意すべきだ。