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あすのバレンタインデーの起源はローマ帝国…


 あすのバレンタインデーの起源はローマ帝国時代に遡る。皇帝クラウディウス2世が禁止した兵士の結婚式を内緒で行ったのがバレて処刑されたバレンタイン司祭の殉教の日とされる。

 この日が祭日(のちにカトリック教会では、公式の祝日から外した)で、恋人たちの日となり、多くの国で恋人や家族などで愛を祝うのが習慣となったという。それが日本ではキリスト教とはほとんど無関係に、業界のキャンペーンに乗った独自の贈答習慣として発展してきた。

 「ニッパチ」という2月と8月は、1年のうち販売が最も落ち込む頭の痛い月である。そこで、関連業界が恋人たちの日にちなんで「女性が男性に親愛の情を込めてチョコレートを贈る」ことを仕掛けた。これが当たって社会に定着したのが1970年代後半。

 今ではこの日が日本のチョコレートの年間消費量の約2割を占めるというから驚く。贈る意味合いも多様化してきた。<本命チョコ>以外にも、会社の上司や同僚らにも贈る<義理チョコ>へと広がった。

 男性のお返しホワイトデーが始まり、最近は女性が女性に贈る<友チョコ>や自分に贈る<自分チョコ>もブームとか。

 ウグイス初鳴きの時節でもあるが、もともとのこの日は、求愛のさえずりを鳥たちが始める日だとも。シェークスピアは「真夏の夜の夢」でこんな台詞を。「聖バレンタインの日は過ぎたのに、この森の小鳥たちは今恋の相手を求めはじめたのか?」