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今年は二十四節気の立春が3日、その前日の…


 今年は二十四節気の立春が3日、その前日のきょうは節分である。節分が2日となるのは明治30(1897)年以来の124年ぶり。どうして? という疑問に答えるのに、天文学の計算が出てくるのである。

 二十四節気は1年を24等分して割り出される。しかし、各節気日は毎年同じではない。地球が太陽の周りを一周する1年は、正確には365・2422日と半端な少数点以下がくっついてくる。

 それが「・25」なら4年に1度の閏(うるう)年の366日で調整できるが、それでも収まらないズレが残ってしまう。そのズレが積もり積もって立春が3日となり、節分も2日に変わることになるのだ。

 ややこしい計算の話はともかくとして、節分の<豆まき>は遣唐使が8世紀初めに日本に伝えた中国の追儺(ついな)の儀式と、平安時代の方違(かたたが)えの豆打ちに由来するという。

 現在のように疫病が大流行したために、時の文武天皇が儀式を行ったとされる。宮中で矛や盾で鬼を追う役の人が、災厄を身につけたため、桃の弓と葦の矢で追われるという儀式。それがいつの間にか役の人が追われる鬼に変わってしまった。

 方違えの豆打ちは邪気を避ける陰陽道の行事が簡略化され、家の恵方の部屋で一夜を過ごし、その前に豆を撒(ま)いて邪気を祓(はら)うようになった。豆は魔滅(まめ)(=魔の目が滅する)に通じるので撒くとされる。それが今では恵方に向かい恵方巻きを食べるという、春を迎える一つの習俗ともなっている。