世界日報 Web版

新型コロナウイルスの感染拡大で地方移住…


 新型コロナウイルスの感染拡大で地方移住への関心が高まっている。小紙の元旦号第2部でも特集した。宝島社の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号では「2021年版 第9回住みたい田舎ベストランキング」が発表された。

 移住定住の推進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、子育て、自然環境、就労支援など272項目のアンケートを実施。645自治体から集めた情報をもとにランキング化した。人口10万人以上の「大きな市」、10万人未満の「小さな市」「町」「村」の4グループに分け、さらに若者世代、子育て世代、シニア世代、全世代総合の4部門に分けた。

 「大きな市」で全4部門1位に選ばれたのが愛媛県の西条市。市内に特急電車駅が2駅あり、松山空港まで車で1時間弱とアクセスが良く、四国屈指の製造品出荷額を誇るなど雇用環境もいい点が評価された。

 社に西条市出身の同僚がいるので、感想を聞くと冗談交じりに「当然だろうね」。同僚によると、西条市は昭和38(1963)年に新産業都市に指定され、企業進出が盛ん。

 しかし、それ以上に同僚が強調したのは水のよさだ。市内各所に「うちぬき」と呼ばれる地下水の湧き出る場所があり、「名水百選」にも選ばれている。市民は湧き出る水をタンクにつめて家庭で利用している。農業や工業にも使われている。

 毎日飲む水が、心身の健康に与える影響は大きい。移住場所を決める重要項目の一つかもしれない。