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今さら初詣でもないと思うのだが、神社が…


 今さら初詣でもないと思うのだが、神社が分散参拝を呼び掛けたり密を避けるための人数制限を行ったりしていて、参拝するのをためらっていた。しかし、年始のあいさつをしないと落ち着かない。というわけで先日、少しばかり気が引けたが近所の神社に出掛けた。

 ちょっと遅いかとも感じるが、新型コロナウイルス禍の1月中は正月参拝の扱いという例が多いので、心の中では松の内という気分だ。もちろん緊急事態宣言が出ていることもあり、人の混雑しない時間帯を狙い、手指の消毒、マスクなど準備万端。

 神社の入り口付近で、ゴウとかパチパチという音が聞こえてきた。ちょうどどんど焼きの日で、境内の中央でお焚(た)き上げの松飾りやしめ縄、お札などの縁起物が焼かれていた。時々、青竹がはぜる音も。

 分散参拝を呼び掛けている神社の中には、3月まで初詣に対応するという所もある。その中には、九州の太宰府天満宮もあって驚かされた。神社に行かなくてもできるリモート参拝などの方法もある。

 神道は他の宗教に比べてかなり融通が利くと感じたが、この対応の柔軟性には改めて感心させられる。そう考えていると、知人からの写真が添付されたメールを思い出した。紅白の梅の花が咲き始めた写真だった。

 梅の花といえば、太宰府天満宮に祭られた菅原道真公にゆかりの深い花である。梅の花を愛した道真公も、泉下でコロナ禍の早期終息を願っているのが感じられた。