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令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期…


 令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期された東京五輪の新年に。重大ニュース(国内)で1年を振り返る時である。今年の世相を表す漢字に「密」が選ばれたことに異論を唱える人はいないだろう。

 昨年は新元号にちなんだ「令」だったが、東日本を襲った台風や大雨の甚大な被害で被災地では復旧途上での年越しに。今年は中国・武漢発生の新型コロナウイルス禍に翻弄(ほんろう)され、第3波対応に追われる中での年越しである。

 それでも欧米ではワクチン接種が始まり、日本でも近く始まる見通しだ。「3密」を避ける自制と忍耐をもって、よき時の流れが来るのを待ちたい。

 あとはよいニュースを振り返り、新年の幸運を引き寄せたい。師走に駆け込んできたのは、探査機「はやぶさ2」からの小惑星「りゅうぐう」の試料カプセル回収である。

 あまり言及されなかったが、カプセル着地に協力したオーストラリアへの感謝を忘れてはなるまい。スーパーコンピューターの計算速度で「富岳」が世界一を連続達成(6月、11月)したのも朗報だ。

 女子テニス・大坂なおみ選手の全米オープン優勝(9月)や全豪車いすテニスで国枝慎吾、上地結衣両選手の男女日本勢優勝(2月)も心躍る。将棋では藤井聡太七段が17歳11カ月で最年少タイトル(棋聖)奪取(7月)に続き王位も獲得し、史上初の「10代2冠」(8月)なども。アニメ映画「鬼滅の刃」国内最速の興収100億円突破(10月)もうれしい。