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署員らの新型コロナウイルスの感染が確認…


 署員らの新型コロナウイルスの感染が確認されている兵庫県警の神戸西署で、新たに署長と副署長の2人の感染が確認され、感染者は計10人になった。署長と副署長を含む幹部署員7人は先月末、署の近くで飲み会を開き、このうち5人が感染したことになる。

 また東京・新宿区の慶応大病院では初期研修医約40人が会食し、6日までに18人がPCR陽性となった。同病院長が文書で「厳正な注意と指導を徹底する」と謝罪した。

 この時期になぜ飲み会を……といぶかる。街の治安や人々の健康を守るべき公共機関の失態だ。慎重を期したい。

 こう見ると企業や団体の新型コロナ対策は、実は労務管理、安全管理対策の一環という側面が大きい。長町三生著『安全管理の人間工学』でも「現場の責任の所在が不明確であれば、緊急場面で処理が遅れ、かえって危険場面を助長する」と。環境の変化に応じて「(すばやく)安全管理者を新しく任命」できるかどうか。

 その上で「安全の基本は人間の意識改革です。全員に人間の安全への意識と危険要因を見つける感受性を育てること」と。仕事の変則的な体制が中長期化すれば、今度は自己管理の意識と力がものを言うという。

 家庭でも、夫婦、子供らが一日中居て、主婦が取り仕切るのは大変。役割分担を徹底し子供らにも責任を持たせないと、母親が最初にダウンしかねない。ストレスからくる免疫力低下による感染の危険性を過小評価できない。