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政府の緊急事態宣言が出されてきょうで5日目…


 政府の緊急事態宣言が出されてきょうで5日目。テレワークが求められる中、気流子もこの原稿を自宅で書いているが、一昨日は都心の職場に出た。いつもと比べ電車の乗客は、ざっと6割減くらいの印象だった。

 NHKが報じた調査では、2月上旬と比べ人出の減少は東京・中央区が71・1%。しかし港区では55・1%で、新型コロナウイルスの感染爆発を抑え、減少に転じさせるために必要な人と人との接触の7~8割削減にはまだまだだ。

 昨日の東京都内の新たな感染者はこれまでで最多の189人。小池百合子都知事は都内の六つの業態・施設に休業要請を行い、これに応じる事業者への協力金を支払うことを発表した。

 「夜の街クラスター」という現象も起きている。夜の街の休業は、8割削減の成否がかかっていると言って過言ではない。テレビなどでは、このままではやっていけないという店主の声などを報じ、その窮状が察せられる。

 しかし、命を危険にさらしながら患者たちを救うために最前線で戦っている医療従事者の負担とプレッシャーを思うべきだろう。イタリアでは、治療に当たった100人以上の医師が亡くなっている。

 異種の業界が人工呼吸器や防護服を製造するなど、逼迫(ひっぱく)する医療現場を支えるさまざまな動きが起きているが、何よりも助けとなるのは感染者数をできるだけ抑えることだ。医療崩壊を防げるか否かは、われわれ一人一人の行動にかかっている。